今回は除菌関係を扱われてるお客様への在庫管理システムの導入事例をご紹介させていただきます。
保管されている商品の内容を参考にして、物流委託元様(お客様)と物流委託先様(物流会社様)へ作業での問題点・システムに対しての希望などをヒアリングさせていただき、システムの構成を提案させていただきました。システム導入時にはシステムの改修はなく設定のみを行い、在庫管理システムを導入させていただいております。過去にも同じような定義を導入しておりますので、よりスピーディーな導入を行えております。
【保管されている商品の内容】
保管されている商品の確認をさせていただき、
・商品は型番の記載などは無く、商品名で管理をされている。
・1個単位が小さい商品のため、ケース管理で入出庫を行っている。
・出荷時にはケースを最大4個一にして出荷を行っている。
・商品点数は開始時点は2商品で開始を行う。
の4点の内容を元にシステムの設定を行っております。
導入システム概要
【商品と在庫管理について】
- 商品は初回は2種類のみで入荷はケースで入荷され出荷についてはバラ出荷もしくはケース出荷になります。また、最大でケースを4個一にする作業が有ります。
- 在庫の管理は賞味期限やロット番号管理が無いため、数量のみで管理するようにしております。ケース管理を行う必要がありますので、ケース入数管理を行う必要があります。
【商品の出荷について】
- 出荷に必要な情報として、商品別ピッキングリスト・運送会社の送り状発行データ・複数個数一用の作業指示書になりますので、対象の情報が自動的にできるように在庫管理システムでの設定を行います。
- 各種出荷情報の並びを商品コード、出荷数量の順番で並べることで同一のパターン出荷を繰り返し出荷ができるように在庫管理システムでの設定を行います。
- バラ出荷とケース出荷が有るります。バラ出荷は特定の梱包方法で出荷を行う必要があり、ケース出荷はケースのままで出荷を行います。
- 複数個一の場合のみ、作業指示書を発行するように設定を行います。
- 今回の設定は商品点数を少ないため、どのように出荷個数を間違わずに梱包をするかを重点としてシステム設定を行います。
導入効果
- シンプルな出荷作業になりますので、商品別ピッキングリストで商品在庫を集めて、運送会社の送り状に記載されている商品に送り状の貼り付けを行う。ケースの場合はケースに貼り付けを行いバラ出荷の場合は特定の梱包資材に入れて梱包を行うようになります。運送会社の送り状は数量が少ない順から発行されるようになっているので、同じ数量の作業を行うことになり、数量の確認間違いが減り作業品質が向上されます。商品別ピッキングリストで先に商品を集める作業をすることで、自動的に2重チェックを行っておりますので、より作業品つが向上されております。
- 作業指示書が発行されているのはケース数をオーバーしている出荷ピース数になります。出荷の作業時に作業指示書がついているという差別化が行われているため、複数個一以上の作業をしないといけないという認識を持つことができ、梱包数量の間違いが事前に防げ、誤出荷の防止につながります。
今回ご紹介をさせて頂きました通り、弊社の在庫管理システムはお客様の物流作業に合わせて、設定だけで臨機応変な対応が可能になっております。合わない場合はシステム改修等も行いますが、基本的に設定のみで対応ができるように汎用的にシステム開発を行っております。
システムの改修を行うと導入までに時間がかかってしまい、急ぎで入れたいなどの要望にお応えすることができない可能性もありますが、弊社の在庫管理システムは設定のみで、導入ができるようにしておりますので、導入時間も効率よく導入をさせていただいております。また、弊社のスタッフも過去の導入経験を踏まえより良い設定方法の提案なども行っております。
また、導入当初時点は2商品となっており、出荷個数を間違えないことを前提として定義をしております。後々に商品点数が増えていけば、出荷個数ではなく商品を間違えないことを前提として再定義を行うことが出てくるとは思いますが、弊社の在庫管理システムは設定で行えますので、定義変更もスムーズに行え、早い段階で在庫管理システムの設定変更が行えます。
在庫管理システムは大きなシステムになってしまいますが、導入経験を活かし効率よく在庫管理システムの設定をおこない導入をしておりますので、よりスピーディーな導入が実現されております。弊社の在庫管理システムは14日間のトライアルもありますので、試しにトライアルからでも使用していただければと思います。