前回に続き、今回も弊社の在庫管理システムのの基本機能の紹介をさせていただきます。
今回ご紹介をさせていただく機能は、下記の3つの機能を紹介させていただきます。
4.ロケーション移動作業
5.倉庫移動作業
6.セット在庫組合せ作業
今回のご紹介で手入力での作業のご紹介をしておりますが、すべて取込機能が基本機能として備わっておりますので、手入力の部分の効率も考慮してシステムをご使用いただけます。
【ロケーション移動作業】
ロケーション(棚番)で商品在庫を管理されている場合に、商品在庫を別のロケーションへ移動されることがあります。その際に在庫管理システムで管理している商品在庫のロケーション(棚)も変更をする必要があります。ロケーション移動作業はシステムの商品在庫のロケーションを移動する機能となっております。
システムでのロケーション移動作業の流れとしては、商品コードの入力を行い移動先ロケーションを選択・移動数量を手入力で行い在庫へ反映する流れになります。
ロケーションの保管タイプの種類として、
1.良品
システム上で良品保管ロケーションとして認識をするため、出荷管理システムでの出荷可能商品在庫として引き当て対象商品在庫になります。
2.良品(保管)
システム上で良品保管ロケーションとして認識をしているが、出荷管理システムでの出荷不可能商品在庫として引き当て対象外商品在庫になります。
3.不良品
システム上で不良品保管ロケーションとして認識をするため、出荷管理システムでの出荷不可能商品在庫として引き当て対象外商品在庫になります。
在庫管理を行う上で不良在庫であったり、商品は良品だが一時的に保管をしないといけない場合があります。日々の出荷を行うたびに在庫の状態を確認しながらの出荷を行っていたら非効率になってしまいます。
不良品や良品(保管)を分けて管理を行っていれば、出荷可能のロケーションのみが引きあたるため、出荷作業時にはロケーションの確認を行うだけで良品のみの出荷になり、出荷作業の効率化につながります。
【倉庫移動作業】
在庫管理・出荷管理システムにて商品在庫を複数倉庫で管理されている場合に、商品在庫を別の倉庫へ移動されることがあります。その際に在庫管理システムで管理している商品在庫の倉庫も変更をする必要があります。倉庫移動作業はシステムの商品在庫の倉庫を移動する機能となっております。
システムでの倉庫移動作業の流れとしては、商品在庫の移動元倉庫にて商品コードの入力を行い移動先倉庫を選択・移動数量を手入力で行います。移動先倉庫にて商品在庫到着後にシステムへ入力されている商品在庫の移動情報を元に到着した商品在庫と確認を行い在庫反映を行う流れになります。
倉庫の移動については、近くの倉庫であれば当日中に移動が完了する場合もありますが、管理倉庫が県をまたがる場合は数日かかることもあります。そのような移動期間を考慮して移動元倉庫にて倉庫移動の情報入力があった商品と数量については出荷指示システムでの引き当ては行われないようになっておりますので、出荷を考慮せず倉庫移動処理が行えます。
【セット在庫組合せ作業】
セットで出荷を行う商品を事前に在庫をセット組して出荷作業を行ったほうが作業効率がいい場合があります。その際に使用するセット在庫組合せ作業は事前にセット在庫組合せ管理情報で登録されているセット組内容に従ってセット組の在庫を作成します。
システムでのセット在庫組合せ作業の流れとしては、セット組を行いたい商品コードの選択・組合せで在庫を使用する商品を選択、作成したい数量を手入力を行い在庫へ反映する流れになります。
KOUGA SYSTEMの在庫管理・出荷管理システムはセットの出荷商品在庫の引き当て方法が2パターンあり、それぞれにメリット・デメリットが存在ます。
1.出荷管理にて取込が行われた出荷指示情報のセット商品コードの各種商品をばらして、出荷作業を行う方法
【メリット】
セット商品コードへ在庫を持たせないため、事前のセット組作業を行う必要がありません。
【デメリット】
事前にセット組作業を行わないため、出荷作業時が2の方法に比べて若干作業時間がかかります。
2.出荷管理にて取込が行われた出荷指示情報のセット商品コード自体を在庫として出荷作業を行う方法
【メリット】
事前に出荷をする商品在庫の作成を行える為、1の方法に比べ出荷作業時の効率化につながります。また、事前に確認をしてセット商品を作成しているため誤出荷の発生が軽減されます。
【デメリット】
事前にセット商品の在庫を作成する時間が出荷とは別で発生してしまいます。委託元のお客様と連携をしてどの程度作成しておくべきかなどの打ち合わせも必要な場合もありますので、ある程度の手間がとられてしまいます。
セット商品コードで使用する在庫商品が2個しかなく日々の出荷が少数などであれば、1の方法が効率的に行えます。在庫商品の組合せ内容は少ないが出荷の予定が数日後に1日で1000個ありますなどであれば、2の方法を使用して出荷日までに事前準備を行うことで出荷日当日の作業効率が向上されます。お客様の運用の用途に応じて必要機能をお選びできます。
今回も在庫管理の基本機能の一部をご紹介させていただきました。今回紹介させていただきました通り商品の実在庫の動きに合わせて各種処理を行うことで、出荷作業の効率化が期待できるように各種機能を作っております。
KOUGA SYSTEMは作業をされるご担当者の立場を配慮してシステムの開発を行っております。
14日間のトライアルは今回ご紹介させていただきました機能もすべて使用できます。一度トライアルで使用していただきご検討をしていただければと思います。
在庫管理システムならコウガシステムへとご相談ください。