初回は在庫管理にまつわる「在庫管理とは?」そして「在庫管理の目的」を解説いたしました。
↓↓↓初回の記事↓↓↓
【在庫管理とは?】考え方や管理方法など、在庫管理システムをわかりやすく解説!-在庫管理の基礎と目的編-
https://kougasystem.com/archives/1863
そして前回では「在庫管理の基本的な考え方」を解説いたしました。
↓↓↓前回の記事↓↓↓
【在庫管理の基礎を知る】考え方や管理方法など、在庫管理システムをわかりやすく解説!-在庫管理の基本的な考え方-
https://kougasystem.com/archives/1866
今回は最後となる「在庫管理システムの導入」と「在庫管理システムのメリット」を解説いたします。
在庫管理をする方法
前回と今回で、在庫管理を行うことの目的や、実施する際の考え方や原則を踏まえた上で、実際に在庫管理に取り組む必要性を感じた場合には、以下のような在庫管理の方法を考えてみてもいいかと思います。
紙ベースで行う在庫管理の方法
コストがほとんどかからず、紙1枚ですぐに始められるというお手軽さがメリットな方法です。
しかし管理効率はあまり良くなく、紙の汚損や紛失といったこともありえます。
また、アナログな手法の為、過去のデータを用いた比較や検証などを行う場合にも、かなりの手間と労力が強いられます。
Excelで行う在庫管理の方法
低コストで紙よりも効率的に管理が出来る上に、表計算機能によって半自動での在庫数を算出することが可能になっています。
しかし、カスタマイズをしすぎると業務が属人化してしまい、他の従業員では触れない・扱えないという場合もあります。
そして在庫管理に特化したものではない為、取り扱い点数であったり管理する数量が増えたりした場合には動作が重くなり、業務がスムーズに進行出来ないといった場合もある点には注意が必要です。
在庫管理システムで行う在庫管理の方法
在庫管理に特化した機能が豊富に用意されていることで、在庫管理の業務標準化を見込むことが出来ます。
在庫管理専用のシステムとなるので、紙ベースやExcelでは出来なかった詳細かつ複雑な管理を行えます。
しかし、どうしてもそれなりのコストがかかる上に、利用方法を覚えて扱いに慣れる必要があります。
取り扱う製品の数量がそこまで多いわけではない場合、紙ベースでの管理でも十分に対応可能な場合もあります。
ですが、計算ミスであったり、記載ミスといったヒューマンエラーが発生する可能性は十分にある為、お手軽な方法ではあるものの慎重な管理が必要となります。
ある程度の製品数量があり、効率よく在庫管理をしたい場合には、Excelまたは在庫管理システムが適しているといえます。
しかし、Excelに関してはフォーマットやテンプレートはあるものの、作りを社内向けにしたりする手間がかかってしまう為、運用を開始できるまでには時間がかなりかかってしまいます。
在庫管理システムであれば、在庫管理に特化した機能を有しているので、取扱量が増えたりした場合にもスムーズかつ簡単に対応出来ます。
在庫管理システムを導入するメリットとは
在庫管理システムには在庫管理を効率的に出来る機能が豊富に用意されています。
利用することで得られる効果とメリットはいくつかありますが、その中でも特に5つのメリットが大きいのでそれを知っておきましょう。
もしも、それでも導入価値を感じない場合には、既存の在庫管理方法でも事足りている場合もあります。
業務の効率化とコスト削減
在庫管理をシステム化することで、既存の業務を効率化することが可能です。
在庫管理システムは業務効率化を目的としているシステムの為、導入から継続して活用することで一定の効率化を見込むことが出来ます。
また、在庫管理の効率化をすることが出来れば、それをコストの削減へと繋げることも可能です。
業務効率化により負担が減れば、人件費の削減に繋げることも可能になるのです。
年々上がっていく最低賃金に負担を感じる企業にしてみれば、将来を見据えた投資というのは必ず必要となってきます。
そこで、在庫管理システムを導入して、人件費削減へと繋がる動きというのは積極的に取り入れていくことをおすすめいたします。
余剰在庫の削減
在庫管理システムを利用することで、全ての製品の在庫数を可視化して、適正在庫をオーバーしていないかということをキッチリ管理することも可能になります。
この適正在庫の数量も、システムに備わっている在庫分析機能等を活用することで算出も可能になっています。
余剰在庫は企業にとってしてみれば負の遺産であるとされているため、出来ることならば保有せずに済むようにいたしましょう。
欠品による機会損失を防止する
前述の「余剰在庫の削減」で過度な在庫を持つべきではない旨を述べました。
一方で、在庫が少なすぎた場合にも問題になります。
例えば、製品の注文数というのはあくまでも予測した需要に対するものである為、需要が高まれば急に製品が必要となる場合もあります。
もしもこういったタイミングで在庫品が無い場合、需要のある顧客に対して製品を供給することが出来ずに機会損失を招いてしまうこととなります。
機会損失は長い目で見た時に大きな損失としてのしかかってくる可能性が高く、そういった事態を招かなようにする為にも、適正な在庫を持っておくことが重要となります。
余剰在庫の削減と同様に、在庫管理システムを利用することで、適正在庫を維持できるようにすることが可能です。
在庫把握ミスによる誤発注の防止
在庫管理がしっかりと出来ていない企業の場合、製品があるにも関わらずに追加で発注をしてしまうというミスが発生しやすくなっています。
不要な製品を注文してしまった場合には、入荷した製品の仕入れだけが発生するので、企業には損失のみが残ります。
仮に、その誤発注分を数ヶ月後に販売出来る予定があったとしても、現金化されるまでには同様に時間を要する為、キャッシュフロー悪化の要因にもなります。
この点、在庫管理システムを利用することで、在庫把握によるミスを極限まで減らせます。
しかし、在庫管理システムを運用していたとしても、入出庫のデータ入力や棚卸等がしっかりと行われていなければ、在庫把握のミスが発生する可能性はあります。
生産性の向上による利益率の増加
在庫管理システムの活用によって在庫量を正確に把握出来ていれば、無駄な在庫の製造を防げます。
無駄な在庫を製造している時間は売り上げに直結させられないだけでなく、人件費といった経費もそれだけの分がかかってしまうため、余剰在庫を作れば作る程に生産性も低下してしまいます。
余剰在庫を作らないようにした生産量の調整を行えれば、その他の製品の製造予定をその分だけ短縮出来るようになります。
結果として”売上げの向上”と”無駄な製造コストの削減”を実現させることが可能になります。
その結果、自然に利益率の増加にも期待できるようになり、資金繰りの健全化へと繋げられます。
まとめ
在庫管理システムの導入を行う際には多少のコストが必要となります。
しかし、近年ではクラウド型の在庫管理システムが主流となりつつあることで、その導入コストもかなり抑えられるようになっています。
また、社内に専用のサーバーや設備なども不要となったことで、在庫管理システムを比較的気軽に利用することが可能となりました。
過去には数百万もの金額が必要だった在庫管理システムの導入も、今では数万円で導入することも出来るようになった為、導入する企業もどんどん増えてきているものです。
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